前回の続きです・・・塾経営に乗り出そうと思ったきっかけを少し・・・
前回、愚息の中受をきっかけに塾というものについて考えるようになったと書きましたが、何を考えるようになったかと言えば、当時、集団、個別どちらにも通わせましたが、何が必要で、何をすべきかという事が、子どもによって違うだろうという思いから、それを実施する塾が当時の私の周りにはなかったので、それを実現する事は難しいのだろうかということを考えるようになっていました。
私自身、当時塾通いする中学生は今ほど多くはなかったのですが、教育熱心な親のせい・・・いや、お陰で塾通いをしていました。
その時に通っていた塾がまさに私が思い描いている塾なのですよね。
どのような塾か、簡単に説明しますと・・・
今では結構あると思いますが、個別(完全1対1)と集団のハイブリッド型とでもいいましょうか・・・
入塾当初は、個別指導から始まります。
そして、月に1回塾内テストがあるのですが、これが集団との入れ替えテストにもなっていて、上位30人が集団、31位以下は、個別指導へ・・・集団の子たちは落ちまいと必死に、個別の子たちは上がろうと必死になっていましたね。
(費用は、集団と個別では違っていたのかどうかまでは分からないのですが。)
当時は、個別とか集団とか意識していたわけではないですが、今思えば理に適っているなと思います。
理解力が増した子は、勉強を自力でどんどん進める事を集団で学びます。
理解力が付いていけてない子は、個別で徹底的に基礎から教えられます。
これが全てではないですが、その子にとって必要な事を学べていける形にはなっていると思います。
しかし、この形式を行うには、スタッフの数や建物も必要なので、自分が行うのは無理だと思いました。
なので、自分自身は個別指導を担い、学力が伸びた子には外部の集団を勧めればいいという選択をしたわけです。
ですが、私自身に売れるものはないですし、思いだけでは経営は成り立たないので、最初から個人で行うのはあまりにもリスクが高いと判断して、FCの道を選択しました。
どこのFCにするべきか・・・さんざん悩みましたが、愛知県下では全く無名のFCを選びました。
当時対応してくれたFC本部の方々が信頼に値したことが大きな要因ではありますが、何よりも「FCと言えども個人企業に変わりはないので、自分自身で経営していかねばなりません。」の一言でした。
裏を返せば「FCと言えども自分自身で責任を持つわけだから、自分自身で考えてやっていける。」と勝手に解釈したので、スタートする事にしました。
まあ、実際にはFCブランドを守るために、原則的な縛りはありますが、結構自由にやらせてもらってます。
そして今は、中学生は新たなコース(AxisPLUSコース)も加わって、外部の集団塾を勧めなくてもよくなったので、学力向上後もお預かりしたままでしっかりとサポートしています。
これからも塾では、学力向上はもちろんの事ですが、自分の経験を活かして、人生においても出来る限りアドバイス出来ればとも思います。