勉強するって難しいですね。
塾を経営し始めて、なおさら感じるようになりました。
成績を伸ばしたければ勉強すりゃいい。
行きたい学校に入学したけりゃ勉強すりゃいい。
でも勉強はしたくない!ときたもんだ。
うん、確かに勉強はしたくない・・・私もそうでした。
勉強をする時間がないとか、勉強はしている(風ではない)けど、成績が伸びないとかは、それぞれ対処の方法は少なからずあるけれど、勉強をしたくない!は、勉強をする気にさせなければならない。
うちの塾では、入塾テストとかはありませんが、唯一、本人に、勉強をする気はあるのか?成績を上げたいと思うのか?等、意思確認だけはしています。
しかし、半分以上は、塾に入れば、親にこれ以上うるさく言われないだろうと思っているだけの場合が多いですね。
まあ、そんな事は話をしていれば何となく分かりますし、あまりにもそれが如実にあらわれている場合は、私の場合は、入塾をお断りする場合もあるのですが、一部の保護者の方からどうしてもとお願いされる場合もあって、その場合は、お話しした上で受け入れるのですが、やはり勉強する気はないですね。
中には塾に行くことになった以上、仕方ないから勉強するかとなる生徒もいるのですが、どうやってもするようにはならない生徒もいます。
色々と試行錯誤をしながら、私の拙い経験からあの手この手を繰り出すのですが、「勉強をしなければいけない」というところまではいっても、「勉強をする」とまでは早々いきませんね。
1つの方法として、「勉強をしてみよう」ということから始めて「勉強をする」に繋げることをするのですが、途中学習量を増加させることがあるのですが、ここが分かれ道ですね。
ここを乗り切ってくれると、成績が伸びたり、今まで分からなかったことが分かるようになって、少しは勉強する事もいいもんだと思うようになってくれるので、「勉強をする」に繋がっていきやすくなるんですが、一方で嫌になってしまう事もあります。
勉強をした結果を体感する前に、目の前の学習量に嫌気がさしてしまうんですね。
なので、この学習量を増やす加減が難しい。
余談ですが、目標を持っている生徒は、この辺は強いです。どれだけ課題を与えても必要な事だと感じていればしっかりやってきます。
学習量の増加以外にも方法はあるのですが、今度はなかなか成績に結びつかなかったりするので、生徒にとっては負担は軽いのですが、保護者の方が焦りだすことがあるので、その辺りは事前にしっかりと話をした上で、理解していただくことが大事なんですけどね。
私も塾経営者である前に、一人の保護者をしてきましたから、気持ちはよく分かります。
また、私自身もうちの子も本当に勉強をしない子どもでしたから(^^;
このことについては、また次の機会にでも書こうかな。
長くなりましたが、「勉強をするようにさせる」のは一朝一夕にいきません(私の場合はですが)。
それでも、これからも、じっくりねっとり指導していきます。
「勉強をさせる」ことは簡単ですが、さきほど書きましたように、逆につぶれてしまうお子さまもいますので、「宿題がないと勉強しないのでもっと出してください。」と塾に言われる保護者の方もいるのですが、各生徒に対して、適性な量の宿題を出しているはずなので、「(宿題が)多いな」と思われる場合も、今しばらく見守ることも必要だと思います。