色々な方が通知表については書かれていますが、当校の生徒保護者向けとして、私の考え方を書いておきます。
公立中学生について記載します。(私立中学や高校は学校によっても差異があるので、ここでは割愛します。)
愛知県の場合、公立高校入試には中3生の時の通知表(内申点)が利用されます。
入試日程の変更があってからは、学年末テストがなくなったりして、1・2学期の中間・期末テストで判断され、1・2学期の成績が基準となり、学年評定が付けられることになりました。
入試では、学年の内申点を2倍した点数(5×9×2=90点満点)と当日の入試点数(110点満点)の合計(200点満点)で合否が決まります。
また、私立高校の推薦については、これまで通り2学期の評定で決まります。
一般入試には関係ありません。(一部私立高校で参考にすることはあるようです。)
どちらにしても、中3生の最初から頑張らなければけません。
通知表の内容としては、評価観点が3つに分けられ、それぞれ「A」「B」「C」で判定されます。
「主体的な学習に取り組む態度」・・・抽象的ではありますが、課題提出などで判断されますので、最低限課題提出だけは期日まで必ず提出しましょう。
絶対とは言い切れませんが、これで「C」が付く事はなく、B以上となり、「1」が付く事はなくなります。
「知識・技能」・・・定期テスト(単元テスト等の小テスト)でほぼ判定されます。
大雑把に言ってしまえば、「基礎・標準」問題が解けていればA~Bが付けられるでしょう。
「思考・判断・表現」・・・「知識・技能」と同様で、こちらは「応用・発展」問題の出来如何です。
学校のよっても若干異なりますが・・・
AAA・・・5
AAB・・・4
AAC・・・3
ABB・・・3
ABC・・・3
BBB・・・3
BBC・・・3
BCC・・・2
CCC・・・1
といったところでしょうか。
「1」と「5」については、どこの学校も同様だと思いますが、私が知る限りでは、AACとABBで4が付く学校もありました。
絶対評価ではあるので、自身さえ頑張れば「5」も不可能ではないはずですが、個人的には相対評価的な判断が入ってくると思いますので、中1生の最初から取りに行く事をお勧めします。
その上で、しっかりと実力も備わっていれば、上位校への進学も叶うのではないでしょうか。
さあ、6月に入りました・・・ほとんどの中学校で月末には期末テストだと思います。
このテストで1学期の成績が決まります。
中3受験生はもちろんのこと、1・2年生もしっかり準備して、期末テストに臨みましょう。
当校では、通知表(内申点)を上げて行く事はもちろんのこと、実力を付けて行く事で当日点での逆転合格を実現させたこともあります。
(志望校は変えなかったけど、結果は逆転合格出来ていた事例もあります。)
全てが上手く行くとは限りませんが、内申点で諦める前に、是非一度ご相談ください。