よく聞く言葉ですよね。
色々な意見がありますが、どの意見でも不正解ではないと思います。
ですが、これが正解というものもないと思います。
個人的には、総論的になりますが、勉強をするというのは、「目的を達成する」ことだと思います。
さらにいえば、「目的を達成する力を養う」ことだと思います。
各論的に、「英語」や「数学」が単体の「科目が出来るようになる」こともその道に進む人には必要なことなので、しっかりやる必要がありますし、その場合は「何のために勉強するのか」という考えはあまり思わないでしょう。
でも、そういうものがない人の場合でも、前述した「目的を達成する力を養う」事は必要だと思います。
単純に将来社会人になって「稼ぐ」という行為が必要になるわけですが、この力が備わってないと稼げないと思います。
目的をしっかり達成し、自分の立ち位置を上位に持って行く事で、稼げるのは確かな事だと思います。
会社で出世するだけの事ではないです、どのような形態でもどのような分野でも必要ではないかと思います。
そんなに稼げなくてもいい、上位に行く必要もない・・・としても必要な事だと思います。
急にこういう話をしたのは、以前にも「志望校の変更」について書かせていただきましたが、2人目の相談者がありました。
この2人に共通しているのが、近隣ではレベルが一番高い高校に何何となく行きたいと思って志望校としていたのですが、その時の本人たちの実力は遠く及ばないものでした。
しかし、そこから一生懸命志望校目指して頑張ってきて、手が届くところまで来ているという状況です。
そういう状況から「ギリギリで合格したら、入ってから苦労するんじゃないか」「上には行けない(学校の成績)んじゃないか」という心配事が頭をもたげてきたようです。
志望校のランクの話は置いておいて・・・
確かに心配する気持ちは分かりますし、実力不足のまま合格(あまりあり得ませんが)してしまったら、苦労するとは思います。
しかし、志望校をどこにしようが、入ってからの方が重要で、あくまでも高校は通過点である事を切々と伝え、努力する事を放棄したいのでなければ、志望校変更も視野に入れて行けばいい、但し、志望校選択の最終期限までは精一杯努力しようなと話しました。
何のために勉強するのか・・・明確な目的がなければ、何か目的が出来た時には、諦めずにやり続ける力を今から訓練していると思ってみてはどうですか。
それだけでは、なかなか勉強に向かう気持ちにはなれないでしょうが、何もないよりはいいと思いますよ。
様々な業種を経験し、雇われ側も雇う側も経験してきましたが、実際に、この力がない人で稼いでいる人は、私は見たことがありません。