某県の高校入試問題で正答率9.3%という問題があったという動画をたまたま見まして、調べてみたら、2年前のものでしたね。
問題は・・・
家から a m離れた博物館まで,行きは毎分60m,帰りは毎分90mの速さで往復した。往
復の平均の速さは分速▢ mである。▢ にあてはまる数を求めなさい。
という、小問集の問題でした。
これを(60+90)/2=75として、分速75mと答えてしまった受験生が多かったんでしょうね。
この手の問題は、どこの県でもたまに見かけますね。
当校でも受験生に解かせますが、間違える生徒も一部います。
ましてや、入試という時間制限のある中では、尚更ケアれミスを誘発しそうな問題ですね。
一度でもこういった問題を解いて(見て)おけば、ミスは防げると思います。
きちんと勉強してきた子であれば、平均の速さとは何かを分かっているはずですので、間違う事もないでしょうけど、気を付けましょうね。
問題のどこがポイントなのか、そのポイントを踏まえて、解答を導くために必要な知識は何か、という事を常に意識して普段の演習に取り組んでおくといいです。
ちなみに、答えは・・・「72」です。
平均の速さなので、全体の距離と全体の時間から計算します。
全体の距離=2a
全体の時間=a/60+a/90
後は、計算するだけですね。
他にも面積図で考える解き方もありますが、これは中学受験経験者でないと、面積図は混乱するかもしれませんね。