割合や比・・・大事な単元ですよね。
色んなところで利用する知識ですね・・・勉強に限らず。
割合・・・全体に対する部分の、また、ある物に対する他のある物の量的関係
辞書を引くとこう書いてあります。
なんのこっちゃですね(^^;
でもこの考え方を分かっていないと、色々な事が分からなくなります。
よく論争にもなる「速さ」の「み(き)はじ」も割合の理解を先にさせるか、後でさせるかということでしょう。
速さ=距離÷時間
10Km歩いたら2時間掛かった・・・歩く速さは時速何㎞でしょう?
時速5㎞
ですね。
これも時速で聞いているので1時間あたり何㎞歩いたのかを調べればいいわけです。
単位あたりの大きさでもありますし、割合でもあります。
割合=くらべる量÷もとにする量で表します。
それを速さに置き換えると・・・
もとにする量=速さ
くらべる量=距離
割合=時間
となるわけです。
具体的な例はここまでとして・・・「数学(算数)が分からない(分からなくなった)」と駆け込んでくる生徒は相変わらず多いです。
大抵は、速さや割合が苦手ですね。
応急処置が必要な場合は、公式に当てはめさせて、ひとまず解けるようにしますが、後でも先でもきちんと理解させます。
そのためには、「割り算」の概念から教える必要があります。
等分除とか包含除って聞いたことありますか?
言葉は知らなくてもいいので・・・
20個の飴を4人で分けると何個ずつになるか?・・・これが等分除
20個の飴を5個ずつ分けるといくつになるか?・・・これが包含除
この2つの概念を区別できないと色々と困った事が起きます。
さらに、どちらがどちらの何倍かということも割り算で求められますね。
とにかくこの小学校3年生で習う割り算・・・疎かにしたり、かけ算の逆とだけで覚えてしまうと後々苦労する事になります。
いつも何度も言っていますが、何故割るの?何故かけるの?何故足すの?何故引くの?・・・何故?に拘り、何を求めるためにその計算をするのかを考えるようにしましょう。
そのためには、計算にはどんな意味があるのかを知っておきましょうね。