今日は嬉しい報せがあったというか・・・こちらから聞いたのですが・・・
季節講習で少しだけ携わった中受の生徒が、志望校に全て合格したという何とも羨ま・・・いや、嬉しい報せを受け取りました!
実直で素直に言う事も聞いてくれる生徒でしたが、不器用というか言われたことをそのままやるタイプでした。
通塾先である中受専門の集団塾の教材をしっかりやっていたのですが、算数の発展系の問題や理科の覚え方に苦しんでおりました。
算数は、少し考えれば出来そうな問題でも、ちょっと問題をひねられると分からなくなってしまう・・・基礎知識をしっかりと理解するという事が、公式などを覚えるという事で止まってしまっている状況でした。
具体的に書いているとキリがないので、大雑把ではありますが・・・基礎問題をもう一度見直して、問題文から何故そう解くのかを理解し直して、発展系でも同じような考え方で解けるんだということを体感させていきました。
理科もまずはイメージしながら理解をすることで、覚えたり解いたりすることを教えました。
「分かった!」「出来た!」とはなったものの、授業回数にして、10回もなかったくらい浅い関りでしたので、少し心配していましたが、無事合格する事が出来て何よりでした。
この事が功を奏したかどうかは分かりません(まあ、あまり関係ないでしょうが、勉強の取り組み方を変えるきっかけにはなったかなと)が、なかなか成績が伸びないなとお思いのご家庭は、一度何が原因で伸び悩んでいるのか、お通いの塾で確認出来れば一番いいのですが、それが難しければ、お近くの個別塾を短期で通ってみるものありだと個人的には思います。
そして、各地で一喜一憂するツイートをTwitterで見かけますが、結果問わず、この後が大事だと思います。
合格した方は、入学後に備えて、完全に開放されて、全く勉強しなくなることは避けた方がいいです。
過去にそういう生徒を預かった事がありますが、小学校の知識が抜けてしまっているという状況もありました。
モチベーション保たれないとかでありましたら、英検を受験するという事もいいと思います。
不合格になってしまった方も中受が全てではありませんし、本気で中受をした結果であれば、この先必ず活きてくると思います。
中受の偏差値で40台とかでどうしようとおっしゃられる方もいますが、高受、大受と違って基本的には学力上位層の生徒たちが受験するものですから、大学進学先などから鑑みると、高受や大受の上位層の中の下位という位置付けになると思われますので、40台であっても決して易しいわけではないと思います。
何が言いたいかというと、受験という事で言えば最終は大受で、中受はその過程です。
受験でさえ長い人生の中の過程でしかありません。
なので、目の前の事に全力で向かっていく(いった)という事が大切な事です。
そして、その結果を受け止め、その事を活かして前に進んでいく事が何よりも大切な事だと思います。