昨日の続きです。
さて生徒にどう対応したか・・・
そもそも生徒自身の意識をまずは変えない事には何も始まりません。
厳しい事を言えば、勉強しない理由を後付けしているようなものなので。
意識的に勉強をしなくてもいいようにしようとしているとは思っていませんよ・・・でも結果的にはそうなってしまってるんですよね。
今の学校(公立)のシステムでは、一人ひとりの生徒に個別のように先生方が対応するのは難しいと思います。
それに勉強は自分でするものですし、その力が必要なことは先に言っておきます。
まず、置き勉していて、勉強道具が何もない・・・これで何を勉強するというのか。
このご家庭は、家に市販教材が山ほどあるようなので、それで勉強する癖がついてしまっているんでしょうね。
別にそれはそれで構わないのですが、問題に取り組んでみて、解ければOK、解けなかったものも解答見て終了という勉強なので、ほぼ勉強になってないですよね。
基本的に、勉強は出来ないものを出来るようにすることですから。
まずは勉強する教科の教科書は持って帰ってくることから始めさせます。
次に、家での対応が難しい(反抗する、ウザがられる等々・・・)とのことだったので、塾での自習を勧めるとともに勉強時間の固定化を目指すべく、塾の自習日も決めてしまいました。
後は、授業、自習を通して、勉強の取り組み方を実際に指導していきます。
ここをご覧の皆さまで、塾には通っていないから、家で(いわゆる親塾)で何とかしたいと思ってらっしゃる方は・・・
勉強時間はある程度決めさせてください。
教材は学校ワークでいいので、既習部分を解かせる。
〇付けは保護者の方がしてください。
間違っている問題を解答解説見て理解出来れば、最初から解き直してみてください。
一通り解ければ一旦OKとします。
解答解説を見ただけではよく分からない時は、教科書、授業ノートを見直して、知識を入れ直したりさせるなどして、勉強し直させてください。
注:そもそもワークを見て半分以上解けないと思ったり、実際に解いてみて半分以上解けていない場合は、その単元の知識が入っていない状況でしょうから、もう一度知識を入れる勉強をし直しす必要があります。
普段の学習はこのような感じでいいと思います。
そして、定期テスト2週間前くらいからは、2周~3周と繰り返します。
2周目でほぼ学校ワークレベルは完璧(手を止めずにスラスラ解ける状態)であれば、3週目を止めて、上のレベルの問題集に取り組んでみてもいいと思います。
なかなか管理が出来ない、聞かれても教えることは無理など、家での対応が難しい場合は、塾などを利用された方がいいと思います。