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苦手の原因は、本人が思っているものとは違うかもしれません

期末テスト前に連立方程式を復習していた生徒との話です。

その生徒は、

「私、計算が遅いんです」

と言っていました。

実際に確認してみると、

加減法はちょっと苦手。

代入法は問題なし。

通常の計算も特別遅いわけではありません。

しかし、連立方程式になると急に時間がかかってしまうとのことでした。

加減法に手こずっているのかなと思い、理由を聞いてみました。


話を聞いてみると、思いもよらない答えが返ってきました。

その生徒は、

「式が2つあるんだから、両方に代入して確かめないといけないと思っていました」

と言うのです。

よく聞いてみると、

片方の式に代入して答えを出した後、

もう片方の式にも代入して確認していたそうです。

理由を聞くと、

最初は答えは1つだと思っていたそうです。

しかし、計算ミスで違う答えが出ることがあり、

「答えが2つある場合もあるのかもしれない」

と思うようになったとのこと。

その結果、

「だから両方の式で確認しないといけないんだ」

と考えていたそうです。

本人としては、それまで特に疑問に思ったこともなかったそうです。


だから連立方程式だけ異様に時間がかかっていたのです。

もちろん本人は真剣です。

むしろ、

「計算が遅いから仕方ない」

と思っていたため、自分では原因に気付くことができませんでした。

しかし実際には、計算力が原因ではありませんでした。

連立方程式の考え方そのものを誤解していたのです。

 

そして数日後。

その生徒が自習に来ていたので、

何気なく

「連立方程式どうだ?」

と聞いてみました。

すると、

「計算早くなりました!」

と元気よく返事が返ってきました。

私は特に計算を速くする練習をした記憶はありません。

もちろん数日で計算力が大きく向上したわけでもありません。

ただ、

自分が何に時間を使っていたのか。

なぜ時間がかかっていたのか。

その原因が分かっただけでした。

結果として、無駄な確認をしなくなり、解くスピードも上がったのです。

この事例から分かること


勉強が苦手な時、

私たちは原因を決めつけてしまうことがあります。

「計算が遅い」

「暗記が苦手」

「英語が苦手」

しかし、本当の原因は別のところにあることも少なくありません。

実際、今回の生徒も計算力が原因ではありませんでした。

原因が違えば、対策も変わります。

だからこそ、

結果だけではなく、

なぜそうなったのかを考えることが大切です。

 

Axis原校の考え方

当校では、

「できた」「できない」

だけで判断しないようにしています。

なぜ間違えたのか。

なぜ時間がかかったのか。

本人は何が原因だと思っているのか。

そこまで確認して初めて、本当の課題が見えてくることがあります。

実際、生徒自身が思っている原因と、本当の原因が違うことは珍しくありません。

だからこそ、正解・不正解だけではなく、

その過程や考え方も大切にしています。

 

本当の原因が見つかれば、取り組むべきことも見えてきます。

私たちは問題を解くことだけではなく、その原因を一緒に見つけることも大切にしています。

 

勉強しているのに結果に繋がらない時は、今回のように原因を見誤っていることがあります。

こちらの記事も参考にしてみてください。

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