頑張っているのに内申点(通知表)が上がらない、という相談はよくあります。
ただ、現場で見ていると原因はそこまで複雑ではありません。
ほとんどの場合は、
「内申が上がらない」のではなく、「テストの点数が上がっていない」だけです。
通知表には評価観点が3つありますが、
そのうち2つは、実質的に定期テストの結果に大きく左右されます。
つまり、テストで点数が取れていなければ、
内申が上がらないのは自然な流れです。
「4」が欲しければ、まずは各教科80点台を目指すこと。
ここがスタートラインになります。
ではなぜ、頑張っているのに点数が上がらないのか。
多くの場合、原因は「やり方」にあります。
特に多いのが、ワークの取り組み方です。
「2周・3周やりなさい」と言われて、
回数だけをこなしているケースは本当に多いですが、
それでは点数にはつながりません。
やるべきことはシンプルです。
1周目:
・解けた問題に〇、解けなかった問題に×をつける
2周目:
・×がついた問題だけ解き直す
3周目:
・まだ解けない問題を、何も見ずに解けるまで繰り返す
この繰り返しです。
大事なのは、
「×だった問題を〇にしていくこと」と、
「なぜその解き方になるのか自分で説明できること」です。
目安は、答えを見ずに解けるかどうかです。
模範解答を覚えるために周回するのではありません。
解き方を理解し、自分で再現できるようにするために行います。
ここができていないと、何回繰り返しても点数は上がりません。
実際、原中や植田中では、
こうした理解がないと解けない問題も多くなっています。
また、このレベルの取り組みをしようとすると、
テスト1週間前からではほぼ間に合いません。
普段の授業進度に合わせて、
学校で習った範囲だけでもワークを進めておくことが重要です。
それだけでも、テスト前の負担は大きく変わります。
定期テストでしっかり点数が取れれば、
多くの場合は「4」、悪くても「3」はつきます。
ただ、「5」を狙う場合は少し話が変わります。
テストで高得点を取っていても、
「主体的に取り組む態度」などの観点評価がAでないと、
5が付きません・・・それでも付かないケースもあります。
実際、テストがほぼ満点でも「4」止まりということは普通にあります。
この観点評価については、学校や先生ごとに基準が異なり、
外からは分かりにくい部分でもあります。
そのため、「点数は取れているのに「5」がつかない」という場合は、
一度、教科担当の先生に直接相談することが一番早いです。
何をすれば評価が上がるのかを把握するだけでも、
次のテストで結果が変わることはよくあります。
※この部分は塾だけではコントロールしきれない領域でもあります。
内申が上がらない原因は、特別なものではありません。
多くの場合は、
「点数が足りていない」か、
「やり方がずれている」かのどちらかです。
そして、「5」を狙う場合は、そこに観点評価が加わります。
頑張っているのに結果が出ないと、
どうしても「努力が足りないのでは」と思ってしまいがちですが、
実際はそうではないケースも多いです。
やるべきことは増やすことではなく、
やり方を見直すことです。
まずは今の取り組みで、
「本当に点数につながる勉強ができているか」
一度確認してみてください。