色々な塾業界の方がこれまでにも書かれていますし、私自身も1~2年前に書きましたが、公立高校入試の併願制の導入が検討され始めた事もあって、元々併願制である愛知県の高校入試(一般選抜)について書いておこうと思います。
まずは公立高校
第1志望と第2志望の2校に出願できます。
評定得点(通知表の点数)と当日点の合計で合否が決まります。
評定得点は9教科合計のオール5で45点・・・これを2倍して90点を満点とします。
評定得点は3年2学期の評定得点が利用されます。
当日点は1教科22点満点で5教科合計110点が満点となります。
評定得点と当日点の200点満点が基本となります。
その上で、校内(入試)順位について、5つのタイプ(Ⅰ~Ⅴ)から各高校が選択したタイプの基準を当てはめます。
Ⅰ:評定得点+当日点
Ⅱ:評定得点×1.5+当日点
Ⅲ:評定得点+当日点×1.5
Ⅳ:評定得点×2+当日点
Ⅴ:評定得点+当日点×2
タイプ別の基準はこのようになっています。
大体、進学校と言われている上位校は当日点重視型が多いですね。
中堅以下は、評定得点重視型といったところでしょうか。
そして、まずは、第1志望校内での合否を判定します・・・無事合格すれば第1志望校に進学です。
残念ながら不合格となった場合、次に第2志望校内での判定となります。
第1志望にも第2志望にも届かなかった場合は、私立高校等へ進学する事になります。
どこからも合格を得られなかった場合は、第2次入試を受ける事が出来ます。
次に私立高校
3日間の入試日程があり、日程が被らなければ最大3校受験出来ます。
基本的には、当日点のみでの合否判定となりますが、評定得点含む内申書も参考にするところもあります。
最終的に入学するかどうかは、公立高校の結果が分かってから決める事が出来ます。
但し、入学前納金として20,000円が必要となります。
以上が一般選抜についての大まかな内容です。(違う箇所がありましたら、ご指摘ください。)
詳細は学校の先生やお通いの塾の先生に尋ねてみてください。
いずれにせよ、評定得点は大事です。
「当日点をしっかり取って、逆転合格する!」という考えをする人もいると思いますが、簡単ではありませんし、一か八かの覚悟が必要となります。
「私立志望だから、別にいいや。」と思っている人も、私立が第1希望なら推薦を狙うべきなので、評定得点が重要になります。
上位校でも5割、中堅以下だと7割が推薦で入学者が決まるとも言われています。
私立の場合、定員までしか合格出来ないという事はないですが、狭き門になることは間違いないですし、公立合格に向けて何事も一生懸命取り組んできた人たちもいわゆる「滑り止め」として受験しますので、尚更大変になります。
そのためにも、目の前の定期テストに真剣に臨みましょう!
まずは、1学期中間テスト・・・結果に拘って取り組んでください!