ほぼ懇談会も順調に終わっていき、冬期講習含め年末年始など通常とは異なるシフトに対しての指導者との組合せに追われ始めているところです。
先日、懇談会を実施したご家庭との話の中の事でした。
これまでとても協力的で、信頼をいただいる保護者の方が見えるのですが、その日は様子が違いました。
その前にもご連絡をいただいていて、少しご家庭の事情で子どもに何らか影響があるかもしれないというようなご連絡をいただいたので、それも関係あるのかなと思いましたが、基本的には成績の事でした。
どうやら学校の懇談会で、相当厳しい事を言われたようで、保護者の方はどうしようと思ったにも関わらず、相変わらず本人からは本気が感じられなかったようでした。
その上で、どうしたらよいのか相当悩んでいるご様子で、また周りのお友だちで、全く成績が振るわなかった子が塾に行ったら成績が急激に伸びたなどの話も聞かされて、焦っているご様子でした。
なかなか結果が出ない原因ははっきりしていて、一言で言ってしまえば学習量不足で、その事は保護者の方も分かっていて、何度も話してきたのですが、学習量が足りないなら、学習量が増えるようにしてほしいなどの言葉もあり、私としては、本人にその気がなければ何ともし難い事で、その成績が伸びたという塾には何らかの方法を持ち合わせているのかもしれませんが、残念ながら私には今以上の方法を持ち合わせていないと、退塾をされても仕方ないとはっきりと申し上げたのですが、それならどうしたらいいのかと堂々巡りになりそうなところに、本人が合流しました。
本人含めて話を再開したのですが、私と本人との話の内容を横で聞いていて、本当に変わってきているんだなというのが分かったようで、安心されたのか、その後はスムーズに話は進みました。
よくよく聞いていると、お子さまとの会話が成立していない・・・これは本人が話したがらないというか、面倒くさくて話をしても、「分かった分かった」と終わってしまう事がほとんどらしく、状況が全く掴めていないという状況でした。
保護者の方とは何かあれば連絡を取り合う中で状況説明はしていたのですが、結果は出ないし、先ほどのお友だちの話は聞こえて来るし、本人とは話も出来ないしで、どうしたらいいか分からなくってしまったようですね。
最後に、お子さまを信じて見守ってあげてくださいとお伝えして、返す刀で本人にも・・・やっていると言うなら、結果に繋げて見なさいとして懇談会を終えました。
これは話の端々から感じ取れただけの個人的な見解ですが、どうやらお父様からきつい言葉が出ているようで、それもあってパニックと言うか焦りばかりが先走っているのかもしれないとは思いました。
ご夫婦での教育方針の一致は大切だと言われています・・・それはお子さまのためでもありますし、保護者の方自身のためでもあると思います。
そして、出来れば「見守っていく」という選択肢を選ばれる事を願います。
見守るのは最初は大変だとは思います。
決して放置でも放任でもありませんので、人としてダメな事はダメときちんと言ってあげてください。
でも勉強については、本人の問題ですので、本人に考えさせるようにしなければなりません。
この事を書くべきかどうか悩みましたが、少しでも参考になればと記事をアップさせていただきました。
ちなみに、私はどのような方針を持たれたとしても、その事に口を出すつもりはありませんが、当校には、本人にやる気が全くない場合は受け入れません。
また、口だけの場合がありますので、入塾後の状況によっては、退塾させます。
その点ご考慮の上、入塾はご検討ください。
